イタリア出張 -Day 3-
- SALON de RICO

- 2016年11月13日
- 読了時間: 6分
こんにちは!
今回でイタリア出張記、いよいよ3日目を迎えます。
前日のリネアペッレの会場で
アポイントを取り付けることに成功し
ミラノ近郊のタンナーの工場へ直接伺う事になりました。
朝、営業部長みずから車でお迎えにきてくださり初めてのイタリア路上体験です。
しかーし、皆、車の運転が荒いこと荒いこと!
それはそれはとても貴重な体験でした笑

前日のFielamilanoを通り過ぎ、走る事1時間ほどでファクトリーに到着。
イタリアで多数グループ展開している会社だけあって
工場もとても大きな敷地でした。
タイミング良く出勤された社長にもご挨拶。
ご高齢にも関わらず、眩しいくらいのオレンジのパンツが素敵なおじさまでした。
さすがイタリアファッション。
色を楽しむ心がとても素敵です!
簡単な建物の説明をしてもらったあと、早速ショールームを見せていただきました。

テーブルいっぱいのレザーサンプル、壁伝いにも革、革、革です。
この他にも工場のストッカーにも膨大なサンプルが沢山ありました。
その中からオーダーするものを決めていきます。
テーマはやはり「日本では出会えないであろう特殊な素材」です。
ショールームを一回り見た後、工場内を案内していただきます。
鞣し自体は別の工場で行っているため(法律で鞣しを許される地域が限られています)その工場では革の加工を主に行っていました。
様々なエンボス(型押し)の型が積んであり、世界に数台しかない型押し機も見せて頂きました。
スタッフたちの動きも無駄がなく、エンボスへの強いこだわりを感じる繊細な手作業が素晴らしかったです。
ちなみに、そこで案内をしてくださった方はなんと
某ハイブランド(ペイズリーが有名な)が使用している革をデザインしている方でした!
実際に店頭にてバッグで見た事のある革が出来立て素材の状態でぶら下がっていました、、、わぉ〜!
とてもユニークな方でジョークを交えながらも熱心説明してくださいました。
そんな流れがあり「これはエンボスレザーを仕入れるしかない!」という事になったわけです。
昨今の日本でもエンボス加工のレザーが沢山出回っておりますが
アイデアとクオリティが両立されているものはなかなか見つけられません。
再びショールームに戻り、時間かけてサンプル達を吟味し、その中からエンボス加工の革を数種類をオーダーしました。
それらの革は在庫ではなく一から作るため、サンプルを基準に素材、カラーバリエーション、鞣し(質感)など細かく打ち合わせをしてきました。
これで日本ではまず手に入らない美しいレザー作品が出来ます。
これからデザインを考えるのが非常に楽しみです。
今回は予算の関係もあり(涙
少数生産のため、点数に限りが出るとは思いますが
作品になるのを是非楽しみにしていてください!
こうして無事に今回のイタリア仕入れ業務は完了!フィニート!!
営業部長のファンチウーリ氏の車でミラノまで送っていただき(本当に感謝!)
エキナカで時間をつぶしながら列車を待ちます。

ミラノ中央駅。
美術館かと思うくらい、美しい駅でした。
ここからはミラノを離れ
どうしても行きたかったボローニャへ移動することに。
なぜなら
ボロネーゼが食べたいから。
すみません、嘘です。(食べたいけれど)
ボローニャは広義には学問の街として有名ですが
ファッション(特に靴)の街としても有名なのです。
ボローニャ発のファッションブランドも沢山あります。
レディースバッグで名を馳せたあのブランドの本店があったり。
僕が普段着ているレザージャケットもボローニャ発だったり。
街のメインストリートがファッションストリートになっており、
勉強がてらショッピングもしてしまおうという魂胆!(せっかくだもの!笑)
ということで、初めてのトレニタリア(イタリアの高速鉄道)に乗りボローニャへ。



と言ってもミラノからボローニャは距離も東京⇔静岡ほどで
高速鉄道だと小一時間で着いてしまいます。
ということであっという間にボローニャ着。
駅を出て、ミラノが都会だということを実感しました。
全く空気が違う。どちらも素敵ですが。
ボローニャは町並みが古く、とても美しい街でした。
(道は石畳なのでスーツケースに優しくないという難点はありますが笑)

到着したのはちょうど夕暮れ前。
空が少しオレンジに染まり始めていました。
こうしてはいられないとホテルにチェックインし(荷物を部屋に投げ出し笑)
早速お散歩開始です!
建築が素晴らしいのでどこを見てもうっとり。
雲の模様すら、感動します。

メインストリートはハイブランドショップからファストファッションのお店までひしめき合っているのですが(写真無し、すみません涙)
裏道に入ると素敵なマーケットやバルが沢山あります。

雑貨屋さんも安くてかわいいものが沢山。

持ち物制限がなかったら買ってかえりたいものばかりでした涙
そうこうしているうちにボローニャの夕暮れです。

空の深い碧色と街のオレンジ色がとても幻想的!
しばしうっとりした後は、真剣にショーウィンドウを物色です。
前情報で
「イタリアでは店に入ってサイズの在庫を聞いたら買わなくてはならないというルールがあるらしい」
と聞いていたので、戦々恐々としながら店の目星をつけていきます。
メインストリートを一軒一軒覗きながら気付きましたが
ファッション大国にもファストファッションの波は如実に押し寄せていました。
安価な素材、ラフな縫製、何度か着たらもうボロボロになってしまう様な商品が沢山。
そしてそんなお店が沢山。
ボローニャがそんな状況とは思いませんでした。
これには非常にがっかりしました。
しかし、これからは本物の時代が来ると思います。
だって、ありふれたものが溢れすぎているから。
ハリボテの粗悪な商品を使い捨てながら消費していく世界は終わるはず。
そこに作り手の体温や、血の通ったものがなければ
本来の感動はないはずだと思います。
原点に戻らなくては。音楽もしかり!
良きものづくりを一番に考えて進まなければ!
そんな事を思案しながら街を歩いていると
気付けば結構遅い時間になっていました笑

夜になって人通りがなくなったメインストリート

昼間は市場が開かれている広場
大量のゴミにびっくりしましたが、片っ端から清掃車がガンガン吸い上げておりました
日本だったら即、社会問題になりそうな光景ですが、こうして清掃の雇用が生まている側面もあるので何とも言えないところです
このまま静かに夜が終わるかと思いきや
散歩が充実し過ぎたため、帰り道でワインとつまみを買い込み
ホテルで音楽を聞きながらご機嫌な部屋呑みしてからの就寝となりました笑
仕入れが終わり、ただの旅行になるかと思いきや、
総合的な意味でファッションを研究する脳に切り替わり
大変充実していました。
街を感じ、人を感じ、色んな事を考える、これこそ旅の醍醐味ですね!
翌日は再び移動。
旅の最終目的地へ向かいます。
Day 4もお楽しみに!!







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